狩野光信(みつのぶ) 不詳 -1608年
仏像案内 寺院案内 佛師 狩野永徳の嫡男。安土城・肥前名護屋城・徳川秀忠邸等の障壁画制作した。 桃山時代には父永徳的な巨樹を中心とした豪快な構成と力強い作風が流行するが光信の画風はそれらと作風を異にして繊細で優美さを特色としている。 園城寺勧学院客殿障壁画、四季花木図では自然な奥行きを感じさせる空間を演出している。 光信の作として高台寺霊屋などの障壁画・法然院方丈の都久夫須麻等が有る。 当時は父永徳に比べて評価は低かったが大和絵の画風を継承した温雅な画風が近年は高い評価を得ている。