因陀羅

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      (いんだら) 元末期の禅僧画家・生歿不詳

法名を壬梵因と言い、現存する作品の経緯から開封・大光禅寺の高僧であった可能性が高い。
元末期に作品を残した画僧で禅宗の祖師等を描いた水墨による禅機図がわが国に伝来している。
禿筆(とくひつ)
を使用し飾り気の無い画風が禅宗絵画の典型とされ高い評価を受けている。
作品の多くに同じく元末の禅僧・楚石梵gらの賛が記述されている。

主な作品

○寒山拾得図(東京国立博物館)  

○智常禅師図(静嘉堂文庫) 

○布袋図(根津美術館) 

()(じょう)李渤(りぼつ)図(畠山記念館

丹霞焼佛(たんかしょうぶつ)(個人蔵)等の国宝指定作品。

重文指定には豊干寒山拾得図(京都国立博物館)。維摩図(香雪美術館)等が有る。 

 


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