円山応挙

               17331795    仏像案内     寺院案内     絵師

江戸時代中期、近代日本画は円山応挙から始まったとも言える。 
従来の静的な狩野派の感覚から躍動感を持つ写実の革命であり、眼鏡絵師からスタートした事からレンズを通し感性と
(パースペクテブ・perspective効果の強調から画に生命と気を送り込んだ。   
代表作の国宝雪松図(三井文庫)に見られる松へのこだわり、雪を描く白の書き残しの技法(片ぼかし)には類い無い質感覚(テクスチャー・textureを表現している。 
また円山四条派を起し奥文鳴など多くの弟子を教育し、1790年の御所造営に於いては弟子達と障壁画を完成させる。
応挙の作品は別名・応挙寺とも言われる高野山真言の亀居山・大乗寺
(兵庫県美方郡香美町香住区森)に弟子達との共作を含めて掛軸・襖絵など165点に及ぶ作品がある。 

応挙の主な作品 

雪松図(三井文庫) 

●藤花図潅風(根津美術館)   

●牡丹孔雀図(円満院)   

●雨竹風竹図潅風(円光寺)   

●郭子儀図  

●保津川図潅風亀居山 大乗寺・兵庫県美方郡香美町香住区森)  

●松に孔雀図  紙本金地墨画 1795年 
●郭子儀図   紙本金地着色 1787年 
●山水図     紙本金地墨画 1787
●遊鯉図     紙本淡彩    1787
●王義之龍虎図 絹本着色    1787
●写生図巻

 

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