仏像案内
佛教宗派
経典 戒律 佛教年表 釈尊の教え
古寺巡礼の目次 *印 寺院公式サイトのリンク入り
奈良県巡礼35ヶ寺 |
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法隆寺* |
中宮寺* |
東大寺* |
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興福寺* |
新薬師寺* |
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薬師寺* |
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飛鳥寺-安居院 |
岡 寺-竜蓋寺 |
長谷寺* |
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室生寺* |
文殊院* |
大安寺* |
長岳寺* |
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当麻寺* |
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京都府巡礼51ヶ寺 |
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醍醐寺* |
泉涌寺* |
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随心院* |
平等院* |
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清水寺* |
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青蓮院* |
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仁和寺* |
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知恩寺(百万遍) |
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滋賀県巡礼 15ヶ寺 |
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善水寺* |
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西明寺* |
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大阪府巡礼 7ヶ寺 |
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その他の地域巡礼 |
29ヶ寺 |
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高野山(和歌山県)* |
慈尊院(和歌山県) |
道成寺(和歌山県) |
青岸渡寺(和歌山県) |
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最勝院(青森県)* |
中尊寺*(岩手県) |
瑞巖寺
(宮城県) |
勝常寺(福島県) |
願成就院(静岡県) |
浄土寺 (兵庫県) |
観世音寺(福岡県) |
三佛寺(鳥取県) |
一乗寺(兵庫県) |
無量寿寺(兵庫県) |
浅草寺(東京都) |
建長寺(神奈川県) |
善光寺 (長野県) |
鑁阿寺(栃木県) |
永澤寺(兵庫県) |
明通寺(福井県) |
音 楽 寺(愛知県) |
善通寺(香川県) |
志度寺(香川県) |
金剛頂寺(高知県) |
妙厳寺(豊川稲荷) | 桃巌寺(名古屋市) | 専修寺(三重県) | 越前大仏(福井県) | 雪蹊寺 (高知県) |
7ヶ寺 | ||||
横蔵寺(岐阜県) |
来振寺(岐阜県) * |
願興寺 *(岐阜県) |
円鏡寺(岐阜県) |
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永保寺(岐阜県) |
新長谷寺(岐阜県) |
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注1、 日本国内に存在する寺院数は、概ね77、467寺存在し、都道府県別では集計には寺と庵の解釈などで誤差はあるが、
1、愛知県4605~4649ヶ寺 2、大阪府3392~3394ヶ寺 3、兵庫県3280~3284ヶ寺 4、滋賀県3215~3217ヶ寺 5、京都府3074~3084ヶ寺 7、東京都2868ヶ寺 12、岐阜県1988~2296ヶ寺、また人口10万人当たりでは滋賀県が228.97ヶ寺で第一位である。
少ない県を挙げると47、沖縄県77ヶ寺 46、宮崎県348ヶ寺 45、高知県376ヶ寺 44、鳥取県469ヶ寺となる。 平成19年5月23日現在
http://j-town.net/tokyo/column/allprefcolumn/200705.html
西国三十三所霊場 四国八十八所霊場 法然上人二十五霊場 坂東三十三所 秩父三十四所 美濃西国三十三所
西国薬師霊場 京都・大和十三仏霊場
古寺巡礼 として奈良県・京都府・滋賀県・大阪府・その他の地域に分類して約百三十余寺を選択した。
古寺巡礼の対象として観光や信仰による参拝の他に古刹から醸し出される雰囲気に浸る為や、仏像・庭園・建造物の観賞等がある。
歴史上に於いて優れた文化遺産を生み出したのは偶像崇拝を断固否定し離散したユダヤ圏を除けば宗教関連が主流であり、神を恐れ崇拝する事から始まる。
世界的にも優れた文化遺産は寺院を含む宗教関連施設に集中すると言っても過言では無い。
今回の選択には偏見が無きにしも非ず、と思はれるが国宝・重要文化財指定を受けている仏像、及び堂塔・
哲学者と言えば欧米の哲学をなぞる事のみが既成化の中で本来の哲学を語る梅原猛氏は1965年「仏像のこころ」に於いて仏像観賞の新しいジャンルを開かれた、仏像の形の中から「こころ」即ち背後にある精神を強調された。
梅原氏は従来の観賞方法として、
1、和辻哲郎(古寺巡礼)・亀井勝一郎(大和古寺風物詩)両氏に代表される審美眼的な仏像の賛歌・叙情詩を満喫する方法。
2、日本美術史学会の主流とされる史書、図像学に伴う実証的考察。
3、前述の梅原氏を嚆矢とする仏像のこころを読む、新たな観賞方法としての新しい思想に感銘を受けたものである。
表現を変えれば、仏像の鑑賞及び拝観には二通りがある、鑑賞は美術作品として自由詳細に鑑賞する方法と、仏像を信仰を求めた本来の意味合いで拝観する道とがある。
しかし今ひとつの古寺巡礼を満喫する手段として、その時代に己をタイムスリップ(time slip)させる事も面白いと思はれる、古寺の境内に於いて稚拙な歴史・仏像・建築の知識を元に仮説を展開し時代に埋没して見るのも楽しいと思う。
そこに新たな知識が加われば展開は更に広がると思はれる、また工人達がその時代に於いて如何なる信仰心を持って作品に取り組んだのか、のテーマもこの先覗いて見たい願望が脳裏の片隅に残る。
世界文化遺産に法隆寺地域の仏教建造物(1993年)・古都京都の文化財(1994年)・古都奈良の文化財(1998年)が指定されている。
寺院とは寺家と院家の合成語である、中世佛教(井原今朝男・興山舎)や事典では鮮明でないが、院家は宗祖を含む長老・別当・長者など僧の住む別舎を言い、寺家とは宗祖の直弟子僧や檀那・檀超など関係者を言う様である、また寺(tera)とはパーリ語(pāli)で上座部のThera‐vāda(テーラーバーダ)から採られている、また山号・寺号・院号と有るが、山号は古代からの山岳信仰を継承した可能性が言われる、寺号は寺の名称であり院号は寺の別舎を言う、また寺とは一説には中国隋朝時代(581年~618年頃)
日本の仏教と土着神道とは浄土真宗(真宗)を除いて密接な関係を維持してきた、何処の寺にも山号(長等山園城寺 比叡山延暦寺)がある、また日本の山名と仏教の関連を挙げれば・薬師岳・観音岳・普賢岳・大日岳・地蔵岳・龍神山・金剛山・蔵王山・荒神山・稲荷山・八幡山等々大変な数になる。
古寺巡礼に入るが記述中に在る寺の格を示す寺格を案内しておく、勅願寺(官寺とも言い帝の発願に依る寺) 公寺(政府が認可した寺) 祈願寺(利益成就を願う寺) 菩提寺(先祖供養を目的とした寺) 私寺(個人が建立した寺) 学問寺(宗派などの教義の研究所)等が挙げられる、因みに寺(じ)とは古来の中国に於いて諸事を司る官庁を意味した、また御願寺や時代が下り武士に依る檀那寺と呼ばれる寺院が存在し興福寺、平等院や勧修寺等が有る、これは皇族や摂関家などの私的寺院であるが本来の仏教はサンガ(samgha)の私的所有を否定していた。
寺院の建立場所は時代により変化するようである、一例を挙げれば京都では鎌倉時代創建の寺は洛東に多く、洛北には室町時代創建の寺が多いと言われる。
日本における寺院数は概ね 77、467寺存在する、それらを束ねる宗門即ち浄土真宗、真宗大谷派、東寺真言宗、高野山真言宗、曹洞宗等々は167門存在するとされる、都道府県別の集計には寺と庵の解釈など誤差はあるが 1、愛知県4605~4649ヶ寺 2、大阪府3392~
少ない県を挙げると47、沖縄県77ヶ寺 46、宮崎県348ヶ寺 45、高知県376ヶ寺 44、鳥取県469ヶ寺となる。 平成19年5月23日現在
閑話休題、巷間「巡礼」と言うタームが観られるが、日本で最初に使用したのは円仁による「入唐求法巡礼行記」であるとされている。
縁日と言う用語はよく使われる、祭祀や供養を挙行する日、即ち「結縁の日」や「有縁の日」を略して縁日と言う、著名な縁日は弘法大師=毎月21日、薬師如来=15日、阿弥陀如来=15日、千手観音=24日、大日如来=28日、等々が知られている、因みに御影供とは弘法大師の御影を奉安し報恩謝徳の為に行う法会で毎月21日の「弘法さん」の日は御影供にあたる、特に1月21日の初弘法と12月21日の終弘法、また後七日御修法は「大僧都伝灯大法師位」の位を持つ空海の上奏で始められた。
仏教用語であるが、面白い用語を二例ほど挙げる、ウロウロ、は漢字で書けば有漏有漏で目的が定まらない事を言う、ウロウロの反語に無漏がある、おなじみの一休さんが師との禅問答で皆伝をゆるされた時の問答に「有漏路より無漏路へかえる一休み 雨降らば降れ風吹かば吹け」が著名である、もう一つガタピシの仏教用語である、漢字では我他彼此と書く、我と此すなわち思想方針が纏まっていない事を言う。(仏教 新人物往来社 武田鏡村 監修)
最終加筆日2004年7月24日 12月22日 2005年2月12日 3月4日 2011年4月22日御願寺 2013年3月12日 2014年3月21日 2016年5月1日 2017年4月20日 12月15日 2020年1月24日 8月14日 9月17日 2023年4月20日加筆調整