聖徳太子建立七ヶ寺の一寺である、千九百六十一年の伽藍地発掘調査で判明した配置は回廊の内部に金堂と塔を横並びに配置する法隆寺式ではあるが東側に塔を西側に金堂を置き法隆寺とは逆に置かれている、法隆寺の方位と比較して西に20度ずれているが若草伽藍跡と同じ方位であり歴史が感じさせられる。
638年
創建時に残る三重塔は国宝指定を受けており日本の三重塔としては最大にして最古の塔である。
塔高26m(資料により異なる23,9とも)・白鳳時代の作とされる、雲形肘木・エンタシスの柱・勾欄の形など手法も飛鳥時代末期の特徴を備えており、法隆寺との共通点は多く平面寸法も初階は法隆寺と同寸法・二階(重)は法隆寺の三階と同じ・三階は法隆寺の五階と同じに作られている。
重文指定の像に寺伝よる●虚空蔵菩薩立像(奈良博寄託)・銅像で20,1cm飛鳥時代
法起寺は1993年12月、「法隆寺地域の佛教建造物」として法隆寺、法輪寺と共に、日本に於ける第一号の世界文化遺産の指定を受けている。
注1、 聖徳太子創建七ヶ寺 法隆寺 ・法起寺(池後寺) ・中宮寺 ・橘寺 ・葛城寺 ・四天王寺 ・広隆寺(峰丘寺)を言う。
●十一面観音立像 木造彩色 漆箔 350,2cm 藤原時代
●菩薩立像 銅像 20,1cm 飛鳥時代 奈良博寄託
聖徳宗、 所在地 奈良県生駒郡斑鳩町岡本1873 0745‐75‐5559
名 称 |
適 用 |
時 代 |
三 重 塔 |
H26、0m 3間 本瓦葺 日本最古の三重塔 |
白鳳時代 |