当初は興福寺の僧で專英・琳英兄弟が開いた念仏の庵であったが、興福寺に於いて四宗兼学の別院として発展した、興福寺の北方に位置したことから興北寺と呼ばれていたが室町時代に菖蒲池に移転する。
七堂伽藍を備えていたが度重なる火災で衰え1802年再建されたが、村田珠光縁の寺として著名であり訪れる茶人も多い、「茶禮祖 珠光舊跡」の石塔が立つ。
本来は興福寺の一院で本堂と珠光による庵・独虚庵などと呼ばれる茶席を残しており茶室の方が著名かもしれない。
法相宗の寺であったが戦後西山浄土宗の寺となる、本尊は
因みに寺の域内に多くの石仏が置かれている。
西山浄土宗 所在地 奈良市菖蒲池町7 ℡ 0742-23-4438
主な文化財
●阿弥陀如来立像 木造漆箔 85,9cm 藤原時代
●釈迦如来坐像 木造漆箔87,9cm 藤原時代
●薬師如来立像 木造 164,5cm 藤原時代
●地蔵菩薩立像 木造漆箔 56,2cm 藤原時代
●増長天立像 木造彩色 114,5cm 藤原時代
注1、本堂・茶室の拝観希望は往復はがきで受付 ただし10人以上
最終加筆日11月26日