仏像案内 寺院案内
正式名称を雨宝山十輪院と言い、寺名は「地蔵十輪経」から銘々され創建当初は飛鳥坊・南光坊と呼ばれ元興寺の子院であった。
寺伝に拠れば元正天皇の勅願寺で平安初期の医師・書家、
十輪院の見所は国宝指定を受け瀟洒な佇まいを見せる本堂と、重文指定の地蔵菩薩を本尊とする石仏龕であろう、 また境内の池周辺には観音菩薩や不動明王などの石像が点在している。
石仏龕の内部は御影石で造形され、石幡には金光明最勝王経・法華経と
十輪院の宗派は前述の元興寺の末寺を経て、興福寺の支配を受けていたが、現在は真言宗醍醐派の寺である。
真言宗醍醐派 所在地 奈良市十輪院町27 п@0742−26−6635
十輪院寺の文化財 〇印は国宝 ●印重要文化財
●不動明王立像(三尊) 木造 不動明王98.0cm 矜羯羅童子45.3 制咤迦童子46.0cm 藤原時代
●石仏龕 石造 彩色 242.5cm 鎌倉時代
(信仰の中心尊・地蔵菩薩を囲んで釈迦如来・弥勒菩薩・四天王・仁王・宝塔などを浮かし彫り)
●南門 四脚門 切妻造 本瓦葺 鎌倉時代
*毎月8・18・28日公開 *石仏龕 通常拝観否 公開日 1月1日―3日・毎月22・23日