山号は高福山と言い四国八十八所・第三十三番札所である、空海の開基が伝えられるが、現在は臨済宗妙心寺派の寺である、創建当初は少林山高福寺を号していた。
雪渓寺には運慶とその長男湛慶が滞在したと言われ両者の作品と言われる尊像がある。
確定とはされていないが、運慶は本尊の薬師如来像と脇侍の日光・月光菩薩像と十二神将を制作、湛慶は毘沙門天像と吉祥天女像、善膩師童子の三尊像を彫造したとされ何れも重要文化財指定をうけている。
本尊の薬師三尊像を初め諸尊は総て檜寄木造である。
●薬師三尊 木造 漆箔 玉眼 中尊140.0cm 月光菩薩173.3cm 日光菩薩 172.4cm 鎌倉時代
●十二神将 漆箔 玉眼 10尊 82.8cm〜89.8cm 鎌倉時代 鎌倉時代
●毘沙門天三尊 木造 漆箔 吉祥天79.7cm 善膩師童子 71.7cm 鎌倉時代
所在地 高知県高知市長浜