明通寺(みょうつうじ)

                      仏像案内   寺院案内  

山号は(ゆずり)山と言い寺伝では平安時代に坂上田村麻呂の創建と伝えられる。
平安末期から鎌倉初期にかけて国衙(こくが)(注1の祈裳所となり鎌倉・室町時代を通じて幕府や守護の帰依を受けて盛時には25の堂宇があったという、現在国宝は本堂と三重塔を残すのみである。
当寺の三重塔は著名であり総高22,2mあり各層総円柱で鎌倉時代に於ける代表建築の一堂である。

  

  真言宗 御室派     所在地 福井県小浜市門前522                   
 

注1、国衙(こくが)とは国府とも言い一種の地方政府で一応は律令制度下の地方官がトップであった。支配する領地は荘園ではなく国府が支配する公領であった。
              
主な文化財

○本堂 桁行5間梁間6間 入母屋造 桧皮葺 鎌倉時代   

○三重塔 3間 桧皮葺 鎌倉時代  

薬師如来坐像 木造 144,5cm藤原時代 

不動明王立像 木造 161,8cm藤原時代 

降三世明王 木造彩色 252,4cm藤原時代 

●深沙大将立像 木造 256,6cm藤原時代 


寺院案内

inserted by FC2 system