藤原隆信 (1142-1205年)
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平安末期の画家で歌人で、父は大原三寂の一人である藤原為経で越前守・若狭守・右馬権頭・右京権大夫に任ぜられ正四位下に叙せられた。
十四世紀前半に著わされた神護寺略記には後白河院・源頼朝などの肖像画を描いたと記録されている。
現存する作品は神護寺が所蔵しており、フランス文化相で作家であった、アンドレ・マルローをして東洋のモナリザと言わしめた肖像画である、源頼朝像・平重盛像・藤原光能像は彼の作とされるがその真否は不詳であり、否定的と言える。
注1、 三寂とは丹後守藤原為忠の子供・三兄弟のを言う、為業(寂念)、為経(寂超)、頼業(寂然)。