部派佛教


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(アビダルマabhidharma/法の研究)時代  紀元前3世紀~1世紀頃の佛教の教理に依る釈尊の直弟子を含んだ分裂を言う、根本分裂すなわち「十事の非法」の賛否により上座部(テーラワーダ、theravādasthaviravādaと大衆部(マハーサンギカ、mahāsāghikaとに分裂すえう、更に分裂し上座部十一部・大衆部部となる、分裂が表面化したのは佛滅後約百年後にヴァイシャーリー行われた第二回教団会議(七百人結集)からとされる。
根本分裂の大きな事例に大乗佛教の祖とも言える大天すなわち摩訶提婆(だいば)による「大天の五事」があり、阿羅漢の条件に幅を持たせる五項目の解釈や布施に金銀・貨幣の承認問題(十事の非法、すなわち戒律からの除外項目)等がある、因みに部派佛教の呼称は明治以降日本で使用される用語である、
因みにアビダルマ(阿毘達磨・abhidharmaとは組織的研究、対法とも訳される。
十事の非法を挙げると以下の様になる 

1前日に布施をうけた塩を蓄えて後日の食事に用いても良い。  

2、中食後も、ある一定時間内は食事して良い。  

3、食後に於いてまた食べても良い。  

4、道場を離れれば食後でも食べて良い。  

5、酥・油・蜜・石蜜などを酪に混入し食事時以外にも飲む事の承認。  

6、病気治療の為なら未醗酵の飲酒の承認。  

7、身体のサイズに応じた座具の大きさの選定承認。  

8、慣例の行為に準ずる場合は律と相違も認める。  

9、別箇に羯磨法(こんまほう)を行い、あとからやって来て他の人にそれの承認を求めることができる。  

10、金銭類の布施の承認。 とされている。 
上座部の11派  南伝佛教(上座部と北伝佛教(大乗)とは多少の相違がある)

説一切有部(せついっさいうぶ)

雪山(せっせん)部 ・犢子(とくし)部 ・法上部 ・賢冑(けんちゅう)部 ・正量(しょうりょう)部 ・密林山(みつりんせん)部 ・化地(けじ)部 ・法蔵部 ・飲光(おんこう)部 ・経量(きょうりょう)部  
大衆(だいしゅ)部の9
派  
一説(いっせつ)部 ・説出世(せつしゅっせ)  ・鶏胤(けいいん)  ・多聞(たもん)  ・説仮(せっけ)部 ・制多山(せいたせん)部 ・西山住部 ・北山住部。
説一切有部で作られた論書すなわち阿毘達磨に於ける、六足論を挙げれば、*集異門足論(阿毘達磨)(Samgiti-paryaya-sastra

*法蘊足論(阿毘達磨)Dharma-skandha-sastra 
*施設論Prajnapti-sastra 
*界身足論(阿毘達磨)(Dhatukaya-sastra 
*識身足論(阿毘達磨)(Vijnanakaya-sastra 
*品類足論(阿毘達磨)(Prakaranapada-sastra) 
*発智論(阿毘達磨)(Jnanaprasthana-sastraの七書が存在する。
 



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