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正式名称を天応山・宝積寺と言い、通称を宝寺と言う。
伝承では聖武帝が即位後に行基に命じて建立させたとされる。
宝寺とは大黒天のご利益が著名で開運・商い繁盛を祈願する参拝客が多い事からとされる。
当寺は大黒天の打出の小槌・一寸法師伝承で知られているが、優れた文化財を残している。
補陀洛山 曹洞宗 所在地 京都府乙訓郡大山崎町山崎銭原1 п@075−056-0047
●十一面観音 立像 木造漆箔 玉眼 182,3cm 鎌倉時代
●金剛力士 立像 木造彩色 阿形284,2 吽形277,5cm 鎌倉時代
●閻魔王坐像 木造彩色 玉眼 160,9cm 鎌倉時代
●闇黒童子坐像 木造彩色 玉眼 110,5cm 鎌倉時代
●倶生神座像 木造彩色 114,5cm 鎌倉時代
●司録 143,6cm・司命坐像 122,4cm 木造彩色 玉眼 鎌倉時代
●仁王門 三件一戸 単層 切妻造 本瓦葺 鎌倉時代
●三重塔 19,6M 本瓦葺 桃山時代
注1、行基 (668‐749) 唯識論の権威であり奈良時代の僧、父の高志氏は百済系渡来人。長安に於いて玄奘三蔵に学んだ道昭に師事する。
聖武天皇から菩薩号を授けられたと言う伝承が有り、民間佛教の伝道と社会事業に尽力し特に土木技術に精通していたとされる。
また行基により創建されたと言う寺は多くあり、彼の指導による仏像・橋梁・堤防・港など多く作られたと言う。
行基関連の寺は多いが主な寺をあげると
奈良県 東大寺 長弓寺 霊山寺
京都府 宝積寺
滋賀県 金剛輪寺
大阪府 葛井寺 孝恩寺 金剛寺 獅子窟寺 家原寺(
寺院リスト
最終加筆日2004年8月13日